当サイトに隠された真実…
間取り 3DK ライフとは、マンションの間取り3DKに取り憑かれた男の手記である。題名を見ると音読みでは字余りとなるが奇妙にも3文字で正確に区切られている。
実は手記を綴っているうちに人格の崩壊とまでいかないが日常生活に若干の支障が出てしまっている。診断結果は3DK間取り病だった。
夜尿で目覚めた時、列車の扉が開く瞬間…時と場所を選ばず耳元でマドリが囁く。マドリはもう一人の自分自身でありこの手記は住人Mの記憶の残像である…。
再びダイニングテーブルと椅子たち
間取り3DKのダイニングはダイニングテーブルとセットとなります。そしダイニングテーブルには1人用の椅子2脚と2人掛けベンチシート1脚が基本セットです。
住人Mの住むダイニングにはさらに折りたたみテーブル付属の椅子、パイプ椅子、電子ピアノ用の椅子まで並んでおり、その日の気分で好きな場所を選んで座れます。(これがまさしく住人Mが思い描く理想の空間なのです)
つまり、狭いダイニングの中央に広いダイニングテーブルが配置され、その周りを取り囲むように椅子が6脚も置かれているのです。彼らが3DKの主役たちであり、人々に笑いの絶えない日常を提供しています。椅子たちの自由奔放な振る舞いにより、時折足の小指をぶつけて痛い思いをしています。