住人Mの住む間取り3DKは玄関側の部屋を除き引き戸が使われている。ダイニングから見て左手の部屋の引き戸は3枚構成で、これらの位置で全体を広く見せたりダイニングを完全に個室にできる。右手の部屋の引き戸は一枚板で別の表情を持つ。
引き戸は欧州の住宅では見ることはなく日本の文化と言える。伝統的でありながら、その多彩な表現力により都会的な住空間にもマッチしている。
例え3DKでも様々な間取りのレイアウトがあり引き戸の配置方法でもそのイメージは変わってくる。新たにマンションの物件を探す際は、各種条件と併せて純粋に感性も大切にして欲しい。